コーヒー豆の焙煎に挑戦してみよう!
コーヒーは焙煎されたものを購入するのが一般的です。しかし、コーヒー好きの間では自分好みの焙煎度に仕上げるため、自分で焙煎することが流行っています。
焙煎と聞くと本格的で難しそうなイメージですが、実はご家庭やアウトドアで手軽に楽しむことができます。コーヒー好きならぜひ、手網を使った焙煎にチャレンジしてみましょう。
手網焙煎のやり方
手網焙煎をするためには、まず、銀杏や大豆を炒るような手網を準備します。
フタをクリップで止められるタイプが便利です。まず、コーヒー豆を手網に入れます。ガスコンロの中火で火から高さ10〜15センチくらいの場所で、水平を保ちながら網をしっかりと振っていきます。
焼きムラができないように手首のスナップを効かせてリズミカルに手網を振ってください。3分ほどで水分が抜け段々と色づいていきます。そのまま炒り続けると、薄皮がはがれ始め、徐々に茶色へと色が変化していきます。
それからさらに10分くらい炒り続けると、「パチパチ」と音がしてくるはずです。これが「爆ぜ(はぜ)」と呼ばれる現象です。豆の内部が膨張することで内部が割れ、爆ぜの音が聞こえてきます。最初の段階の爆ぜは「1爆ぜ」と呼ばれます。1爆ぜが終わった時がちょうど中炒り程度です。
さらに焙煎を続けると、再び「チリチリ」といった音がします。これが2爆ぜの合図です。この時点で中深炒り程度の豆になっています。ここからは焙煎のスピードが早いので、色と音に集中して自分の好みの焙煎具合で火から下ろしてください。
焙煎後は、ザルなどの別の網にあげ、うちわやドライヤーの冷風を使って粗熱をとります。それから完全に冷めるまで待てば焙煎の完了です。
焙煎直後にすぐに飲んでもいいの?
焙煎したてのコーヒーでも充分にコーヒーを楽しむことができます。アウトドアで焙煎したならその場で楽しむことができるでしょう。しかし、焙煎後にすぐにコーヒーを入れると、お湯とコーヒーがまだ馴染みにくく、あっさりとした味わいに抽出されることがあります。
好みにもよりますが、3日くらい置いて少しガスを放出してからの方が、おいしくいただけるかもしれません。
まとめ
手網とガスコンロで意外と簡単にコーヒー豆を焙煎することができます。
焙煎直後に飲むとあっさりになる可能性もありますが、3日ほど置くと味が安定します。
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