コーヒーの産地と味の特徴

産地によって異なる味の特徴

 

コーヒー豆は世界中のさまざまな地域で生産されています。

 

産地について知ることは味をイメージする上で大切な手がかりと言えます。コーヒー豆は産地によって個性や特徴があるからです。

 

コーヒー豆を選ぶときの基礎知識として、代表的な産地と味の特徴について知っておくと便利です。

 

アジア・オセアニアやアフリカの代表的な産地

アジアでは、インドネシア、ベトナム、インドのコーヒーなどが有名です。
インドネシアはスマトラ島、ジャワ島を中心にコーヒー豆が生産され、世界有数のコーヒー生産国となっています。香り、酸味、コクのバランスのとれた味わいが特徴です。

 

ベトナムコーヒーはブレンドに多く用いられ、単体で店頭に並ぶことは少ないですが、柔らかな苦味と独特の香ばしさが特徴的です。インドのコーヒーはすっきりとした苦味や軽やかな酸味を感じることができます。

 

アフリカのコーヒーと聞いてまず思い浮かぶのはキリマンジャロでしょう。国としてはタンザニア産のコーヒーになります。しっかりとした酸味とコク、芳香さ、重厚な味わいが特徴です。

 

コーヒー発祥の地とされるエチオピアのコーヒーは、フルーティな甘さと柔らかな酸味、コクが特徴的です。

 

アメリカ大陸の代表的な産地

北米、カリブ海周辺、南米はコーヒーの宝庫です。
ジャマイカのブルーマウンテンは日本人好みのバランスのとれたコーヒー豆です。香り、酸味、コクの三拍子そろった軽やかな味が特徴です。

 

南米のグアテマラの斜面で栽培されたコーヒーは、甘い香り、すっきりとした酸味、爽やかな後味が特徴的です。

 

コロンビアは国別生産量第2位の国です。甘い香りとしっかりした酸味、コク、重厚な風味が特徴のコーヒーが栽培されています。

 

ブラジルは世界第1位のコーヒー生産量を誇るコーヒー大国です。世界のコーヒー生産量の約3割がブラジル産となっています。ブラジルへ移住した日系人の努力が今のコーヒー大国を作り上げた、と考えると親近感も覚える産地です。ほのかな甘みを持ちながら、すっきりした適度な酸味と苦味があるのがブラジル豆の特徴です。

 

まとめ

生産地によって味の特徴はさまざまです。コーヒー豆を生産している国は約70カ国もあります。

 

今回紹介したのはそのほんの一部です。いろんな産地のコーヒーを試してみて、自分好みの産地を探す、というのもコーヒーの楽しみ方のひとつではないでしょうか。

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