コーヒー豆を自分で焙煎してみよう
自分でコーヒーを焙煎すれば炒りたてのおいしいコーヒーを飲むことができます。また、自分好みの焙煎具合に仕上げることもできます。
手網焙煎なら、それほどたくさんの道具をそろえなくてもご家庭やアウトドアで手軽に焙煎を楽しむことができます。
手網焙煎の方法と、コーヒーを焙煎するときの注意点についてまとめてみましょう。
コーヒーを焙煎する簡単な方法
コーヒーを手網焙煎をするためには、銀杏や大豆を炒るような手網が必要です。フタも網状になっていて、クリップで止められるタイプなら、炒ってる最中にコーヒー豆が飛び出さないですし、コーヒーの色味や様子も観察しやすいので便利です。
まず、コーヒー豆を手網に入れます。ガスコンロの中火で火から10〜15センチくらいの高さで、水平をキープしながら網をしっかりと振ります。ムラができないように手首のスナップを効かせてリズミカルに網を振ってください。
10〜15分くらい炒り続けると、パチパチと音がします。これを焙煎用語で「爆ぜ（はぜ）」と呼びます。最初の爆ぜは「1爆ぜ」と呼ばれ、1爆ぜが終わった頃が中炒り程度です。
さらに焙煎を続けると、今度はチリチリという音がします。これが2爆ぜの合図です。この時点で中深炒り程度の豆になっています。
ここからは焙煎の進行スピードが早いので自分の好みの焙煎加減で火から下ろしてください。焙煎後は、別の網にあげ、うちわやドライヤーの冷風を使って粗熱をとります。完全に冷めればできあがりです。
手網焙煎をする時の注意点
焙煎によって豆の内部が膨張し内部が割れ、爆ぜの音が聞こえてきます。網をリズミカルに振り続けることによって、豆全体の爆ぜのタイミングをほぼ同時にすることができます。おいしいコーヒーのためにはムラなく焙煎することが大事です。
焙煎中は音と豆の色に注意を集中させ豆の焙煎状態に注意深くあってください。1爆ぜと2爆ぜの間隔は意外と短いですし、その後も急速に焙煎が進むので、好みの炒り加減を逃さないように気をつけてください。また、焙煎中は豆から剥がれた薄皮が舞うので火傷に注意しましょう。
キッチンで行うと薄皮が散乱してしまうので、風の少ない日に屋外でカセットコンロを使って行うのがおすすめです。
まとめ
手網とガスコンロで手軽にコーヒー豆を自分で焙煎することができます。やけどに注意しながら自分好みの焙煎に挑戦してみましょう。
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