自分でコーヒー豆を焙煎する方法

コーヒー豆と焙煎について

 

コーヒーの焙煎については聞いてことがあるかもしれません。

 

なんとなく火を使って焦がしているようなイメージですが、具体的にどんな作業が行われているのかはあまり知られていません。

 

焙煎とは何か、そして自分でコーヒー豆を焙煎する方法についてまとめてみましょう。

 

焙煎とは?

焙煎とは、コーヒーの生の豆を炒る作業のことです。収穫され、精製されたコーヒー豆は、緑や黄土色に近い色をしています。

 

味も香ばしさもなく、このままでコーヒーを入れることはできません。焙煎の方法はいろいろとありますが、加熱するとコーヒー豆は茶褐色、さらに黒褐色へと色を変化させていきます。

 

焙煎することによって、豆の成分が化学変化を起こし、香り、苦味、酸味、甘味といっtコーヒー独特の味わいを作り出します。

 

コーヒー豆には浅炒り、中炒り、深炒りの違いがあり、それによってコーヒーの風味は大きく変化します。

 

自分でコーヒー豆を焙煎する方法

手網を使った方法なら、自宅でも気軽にコーヒー焙煎をすることができます。

 

まず、コーヒーの生豆を銀杏や大豆を炒るような手網に入れます。フタをクリップで止められるタイプなら、コーヒー豆が飛び出さないので便利です。ガスコンロの中火で火から高さ10〜15センチくらいの場所で、水平に保ちながら網を振って炒っていきます。焼きムラができないように手首のスナップを使ってしっかりと振ってください。

 

10〜15分くらい炒り続けると、パチパチと音がしてくるはずです。これを「爆ぜ(はぜ)」と呼びます。第一段階の1爆ぜが終わった時が中炒り程度です。

 

さらに焙煎を続けると、再びチリチリといった音がしてきます。これが2爆ぜの合図です。この時点で中深炒り程度の豆になっています。

 

ここからは焙煎の進行が早いので好みのタイミングで火から下ろしてください。焙煎後は、別の網にあげ、うちわやドライヤーの送風を使って急冷させます。粗熱が取れたらそのまま自然に冷まして、焙煎の終了です。

 

まとめ

手網とガスコンロで自分でコーヒー豆を焙煎することができます。自分でコーヒー焙煎すれば好みの炒り具合に仕上げることができます。

 

焙煎後すぐにコーヒーを入れるとお湯となじみにくく、あっさりした味わいになります。好みにもよりますが、数日おくと、安定して落ち着いた味わいのコーヒーを入れることができます。

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